クローゼットは3色でいい、という選択‐ファッションもミニマルに

ミニマルミニマルと馬鹿の一つ覚えのように言っていますが…やはり生活をミニマルにするなら一番のターゲットはクローゼット!

少し前に「フランス人は10着しか服を持たない」という本が流行りましたが


(ハイ、買いました。)

減らしたいよね、服…

毎年季節の変わり目になると「去年は何着ていたっけ…」と思うフシギ。
アレ、何なんでしょう…。

考えてみると、去年は何着ていたのかという疑問自体、“常に新しいものを着なければいけない”という脅迫観念の現れのようにも思います。

しかし私はスティーブジョブズでもパリジェンヌでもない一介のOL。

「10着しか持たない」はハードルが高すぎる…

そんな中で聞こえてきた神の声のようなこの言葉。

クローゼットは3色でいい

…だいぶハードル下がった。

フランス人は10着しか服を持たないと聞いたときの「まじか。」という衝撃に比べると「できるかも?」と思わせてくれるこのタイトル。

パーソナルスタイリストとして活躍されている著者は、おしゃれな主婦がいつの間にか稼げるブロガーになっちゃった的な人ではなく(ディスってるわけではありませんが)、スタイリストアシスタントから着実に経験を重ねてこられた方。そのためお話も経験に裏打ちされた論理的で納得しやすいものになっています。

本の始めの方で紹介されている体系別デザインは“上半身にボリュームがある”・“顔が丸い”など、細かい特徴ごとに適したデザインがリスト化されていて、よくある“寸胴タイプ”・“幼児体形”みたいな大雑把なくくりではないので参考になります。

そういえば以前は同じような色のものばかり買ってしまうのが悩みだったけれど、実は理にかなっていたのかも?

そうか、同じような色ばっかりでも良いのか、と思うと新しい服を選ぶ基準も明確になって、服は増えているはずなのに毎日のコーディネートに悩むというミステリーからも解放されます。

そしてやはり、「しっくりくる」色を着ているときは心地いい。

ちょっと稼げるようになっちゃったブロガー本に辟易としてしまった方にも自信を持っておすすめします。


クローゼットは3色でいい