食生活アドバイザー試験を独学で受けるなら

※以下の記事は当初2016年12月に投稿した内容ですが、一部加筆・修正しました(2017年11月)。

11月に食生活アドバイザー試験(2級)を受けて、先日合格通知を受け取りました。

通信教育のCMで知った人もいるようですが、私は受けると決めてからCMの存在を知りました。
(そして若干テンションが下がりました。笑)

ちなみに、この試験は2級と3級しかなく、私は3級を受けたことがありませんが、3級の受験料を惜しんで2級だけを受けました。

もともと勉強は嫌いではないのですが、学生時代のようには勉強に時間を割けないので、何か勉強法の参考になるものはないかなーと思っていて見つけたこちらの本。

16倍速勉強法―「東大」「ハーバード」ダブル合格

独学って良い響きですよね…お金もかからなそうだし。

最近の資格ビジネスに乗っかるのも悔しいし(勉強法ビジネスには乗ってしまったけども)、私自身も大学受験はぎりぎりまで独学だったので、共感するところもあって買ってみました。

正直なところ、「まぁそうだよね」と思う部分もありましたが、「過去問と模擬試験で己の現在地を認識」というポイントはかなり参考にさせていただきました。

資格勉強のつらいところは、テキストを読んでいてもどうも頭に入っていかないというか、手ごたえが感じられないところなんですよね。一度読んで「ふーん」と思っても章の終わりのテストを受けてみたら全然できない。

ということで、通信教育は受けませんでしたが、過去問題集は取り寄せました。
願書を請求すると過去問題集の申込書も願書とともに同封されています。もちろん申し込みは任意です。

ちなみに、余談ですが、過去問題集以外にも直前の講習会の申込書もあります。
こちらはわりと高額です。

そしていやらしいことに、受講者と一般の合格率の比較が記載されています。笑

当然ながら、受講者の方が合格率はずっと高いです。

でも、あえてお金を払って受講するような方ですから、そもそも意識の高さが違う方々です。
仕事上、資格を持っておきたいとか、職場で受験を勧められているとか…

て、分かってはいても迷うくらいに合格率が違います。
公式サイトにも合格率が記載されています(下記は2017年11月時点の内容です)。

食生活アドバイザー検定 Webサイトより>
第36回実績(2級)←私が受けた回です。
受験者全体の合格率 26.40%
講座受講者の合格率 70.39%
(講座未受講者のみの合格率は記載がありませんでした。)

ついでに講座受講料(2級)は18,000円(税込)です。
試験の受験料(2級:税込7,300円)の2倍以上…

もはやこれは合格率の違いを見せて講習会で収入を得ようとしているのか…
とか余計なことまで考えてしまいましたが(ごめんなさい)、
結局はケチ精神が勝ったので受けないことにしました。

ということで、受けていないので受講の要否は何とも言えません。
実際のところ思っていたよりも難しいと感じたので、受けていれば違ったのかもという気もしています。

私は人の話をずっと聴いているよりも自分で勉強する方が好きなので、
今回のやり方の方が合っていたと思いますが…人それぞれですね。

本山氏が紹介する様々な戦略については本を読んでいただくとして、私の勉強法を簡単にご紹介します。
3級の受験料を惜しんでいきなり2級を受けるバージョンです。)

1.公式テキストを最後まで読む(できれば試験の1か月~3週間前までに)

これは必須だと思います。公式テキストを読まずに試験に落ちても文句は言えません。

私は平日週5日勤務ですが、通勤時間と休憩時間を使ってがんばっても1日1時間程度しか費やせませんでしたが、硬い本ではないので3~4週間あれば十分読み切れます。
なので、逆算して2か月前くらいに購入がおすすめです。

私は、トップの写真にも載せているこちらを使用しました。

改訂版 食生活アドバイザー(R)2級公式テキスト

2.公式テキストの中のテストを最低2回は解く(上記1の期間内)

各章の終わりや最後にあるテストのことです。
1回目は普通に解いて、間違った問題に印をつけておきます。(答えの選択肢ではなく問題にです。)

2回目は間違った問題のみ解きます。
これが意外とまた間違うんですよね…。ということで、間違えなくなるまで解きます。
時間が許せば3回目も。(3回目で間違えるとさすがに落ち込みますけどね。)

3. 過去問題集を解く(試験3週間前~直前)

こちらは別途取り寄せる過去問題集です。
公式テキストのテストに比べるとかなり心が折れます。笑
問題の多さもさることながら、「これテキストに載っていないでしょ」という問題も少なくありません。

(前述の公式テキストに試験の準備についても書かれていますが、「暗記や受験のための学習だけでなく、普段の生活のなかでアンテナを張り巡らせておくことで、2級検定試験への合格のための力も自然と身につく」とのこと。うまいことを言いますね。)

そして、これについても最低2回は解いた方が気持ち的にかなり安心感を得られます。
前述のとおり、意外と2回目でも答えに迷うものです。

過去問を解くのに3週間もいらないでしょ、と思われるかもしれませんが、平日仕事をしているとなかなか時間をとれません。
そして、過去問については通勤時間やランチタイムはおすすめしません。
そもそも問題集がバッグに入らないということもありますが(笑)、きちんと時間をとって集中してやるべきです。
となると、意外と1問も間違わなくなるまで解くにはかなり時間がかかります。

4. 最初に読んだテキストとは別のテキストを読む(上記3の期間内)

余力があればですが、3の期間中、隙間時間に勉強をするのなら、最初に手に取ったテキストでないものを使うことをおすすめします。

先ほど紹介した公式テキストは必要最低限のことがとても分かりやすく簡潔に書かれていますが、情報量としてはあまり多くないと感じました。
私は2つ目のテキストとして、こちらのkindle版を購入しました。
3ステップで最短合格!食生活アドバイザー検定2級テキスト&模擬問題[第2版]

こちらはかなり細かいところまで掘り下げており、過去問で「え、聞いていない。。」と思ったようなところにも触れられている印象です。

ただ、初めて食生活アドバイザーの勉強をするのであれば、1冊目としてはレベルが高すぎるかもしれません。

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ご興味のある方は参考にしていただければと思います。