縮毛矯正を卒業して本気の髪質改善
いよいよ年末も間近。
乾燥がつらい季節ですが、湿度が敵のくせ毛持ちにはほっとする時期でもあります。
私は高校時代からかれこれ10年以上の間、縮毛矯正をしていました。
人一倍傷みやすい髪質なので失敗することもしばしば。
液をつける時間が長すぎて縮れてしまったり、逆に美容師さんが傷みを恐れるあまり、時間が短かすぎてうまくストレートにならなかったり…
失敗した髪はもとに戻すのが難しいので、サロン探しにもかなり神経をつかっていました。
縮毛矯正を経験したことがある人にはわかると思いますが、施術を受けるときの鼻にツンとくる臭いも気になりますよね。
通常縮毛矯正はパーマ液1(チオグリコール酸)とパーマ液2(臭素酸ナトリウム)で成り立ち、パーマ工程でシアンガスを発生するそうで、その発生率が通常のパーマ液の5倍にもなるとのこと。シアンガスは胎児への影響や乳がん発生率の高さでも知られているそうです。(注1)自分もさることながら、美容師さんの健康への影響も気になるところです。
そして、縮毛矯正をかけた直後はきれいになっても、とれる頃にはゴワゴワになり、それを隠すためにまた縮毛矯正…というサイクルが続き、髪へのダメージは増す一方。
何より、自分が本来もっている髪質を個性にして、ありのままの自分を楽しむ人こそ「大人」な気がするし…
ということで、そろそろ本気で髪質改善をしよう!と思い立ったのがちょうど一年前の12月。
以来、ときどき美容院でトリートメントをしてもらいつつ、どうにか縮毛矯正をせずに1年が経とうとしています。
今はまだ以前に縮毛矯正をかけた部分がゴワゴワしていますが、美容院に行くたびに毛先をカットして、全体的に少しずつ髪が健康になっているように感じます。
子供のころのような柔らかくてツヤツヤの髪を取り戻すべく、本気で自分の髪質と向き合うことにしました。
髪が傷まない?ヘアビューロンとの出会い
縮毛矯正をやめるとなったとき、いちばんの問題は好き勝手にうねるクセの扱い。
そんなとき、気になる部分だけをストレートにするのに役立つのがヘアアイロンです。
毛先をふわっと巻いて柔らかい雰囲気をつくるのにも便利なアイテムですが、熱くなった板(?)で髪を直接挟むのでどうしてもダメージが気になります。
私は縮毛矯正をしていた頃、これ以上髪を傷めたくないということでできるだけ毛先のクルクルはしないようにして、使うのは縮毛矯正のとれかかった時期にクセを伸ばす程度でした。(単純に巻くのが下手というのもありますが。)
おそらく10年近く同じヘアアイロンを使っていたのですが、今年の春頃に持ち手部分が半壊してしまい、久しぶりに買い替えることに。
せっかくなので少しでも傷みを少なくするものがないものかと探していたところ、ちょうど通い始めた髪質改善専門(!)の美容院で勧められたのがリュミエリーナ社のヘアビューロン。
リュミエリーナの商品を紹介しているFuture Beautizmのサイトによると、大きな特徴は 髪や肌の分子や遺伝子を直接活性化する「バイオプログラミング®」という技術だそうで、 タンパク質を保護しながらカールを実現とうたわれています。
そのほか、主な特徴としては以下が挙げられます(注2)。
- 髪が傷まない
- 巻くほどに絹の手触り
- 高温でなくともしっかり巻ける
- 何回でも巻き直せる
- 30代~60代の人も髪質を美しくさせながら簡単にボリュームアップとデザインが楽しめる
2~4については美容院でも体感できたのですが、5つ目の「髪質を美しくさせながら」の言葉に惹かれまして…
ちょっと値がはりますが、長く使うものだしと思い切って購入してみました(買うまで3か月くらい悩みましたが…)。
家電量販店でも購入できますが、Amazonでも買えることに気付いてこちらから注文。
※同じシリーズのドライヤー、ヘアビューザーもAmazon(こちら)で購入できるようです。
太さは26mmと34mmがありますが、私はストレートアイロンとしても使いたかったので太めの34mmにしました。(26mmの方がクセがつきやすいというレビューもあるので、お好みによりますね。)
Future Beautizmサイトの写真で見た印象よりもマットな質感のホワイトがなんとも女子(?)の心をくすぐります。
白物の美容家電は生活感が出てしまうかな・・・と気になっていたのですが、思った以上にスタイリッシュなデザインです。
温度調節の部分はこのようになっています。
温度は40度から180度まで選べて、メモリのすぐ上にあるプラス(+)/マイナス(-)のボタンで調節ができます。
私が今まで使っていたヘアアイロンは確か140度からだったので、ずいぶん低い温度だなと思いましたが、上記の通り高温でなくてもしっかり巻けるのが特徴の一つ。
私の髪はクセがつきにくいのか120度くらいがちょうどいいので、個人差はあると思います。個人的には今まで140~160度の設定で使うことが多かったので、少しでも低い温度でできるのもうれしいポイントです。
(ところで、写真の上のほうに見えるのは付属の台座(?)ですが、置く場所に気を使わなくていいので地味に便利です。)
カールの「持ち」については、空気が乾燥しているせいもあると思いますが、今のところ朝7時頃に巻いて、夕方までゆるんと巻かれ、ストレートにのばした部分も(荒天でなければ)比較的おとなしくしています。
また、毛先を巻くと自分のクセがいい感じにまぎれこむので、世に言う「くせ毛風」(…実際くせ毛ですが)みたいなスタイルも楽しめるようになりました。
うまくいかずに巻き直してもツヤツヤで、絹の手触りという売り文句も納得の仕上がり。
人気の「ナノケア」シリーズは使ったことがないので比較できないのですが、いい買い物をしたなーとほんとうに満足できるアイテムです。
自分の髪と向き合う
ヘアビューロンを使い始めて約2か月。
今まで応急処置(?)以外にはほとんど使っていなかったヘアアイロンですが、忙しい朝でも簡単にカールをつくれるのが楽しくて、ほぼ毎日使用しています。
ヘアビューロンの特徴の一つである「髪が傷まない」という点についてですが、やはり熱を与えているので、毎日使っていれば傷みは気になってきます…。
私の場合は10年以上縮毛矯正やカラーを続けたことによるダメージが大きかったので、そのせいもあるかもしれません。なので、クセが気にならない日やお休みの日はできるだけ使わないようにしています。
自分の髪のコンディションを日ごろから意識するのが大事なんだとあらためて実感しました。
また、傷みが激しくなればなるほどゴワゴワになって扱いにくくなるので、これまで以上に手入れに気を遣うようになりました。
毎日のケアのひとつ、アウトバストリートメントには、ラサーナの海藻ヘアエッセンスを使っています。こちらもちょっと高くてときどき浮気してしまうのですが、結局満足できずに戻ってくるというサイクルを繰り返しています。
オイルはつけた瞬間はツヤっとしてもすぐ乾いたり、逆に重すぎてスタイリングの邪魔になったりして苦手なのですが、こちらはさらっとしてべたつかず、きちんと潤いを感じられるところが好きです。
もうちょっと手頃とありがたいですが…いろいろ手を出して効果が出ずに捨ててしまうよりはいいかな、と思っています。
※追記:実はその後、冬の乾燥であまりに髪が扱いにくい状態になってしまったので、別のアイテムを使い始めました。
続編(?)で最近使い始めたアイテムについて書いています。よろしければこちらもご覧ください。
→縮毛矯正卒業プロジェクト、その後。
10代までは扱いにくくて嫌いだったくせ毛。
20代までは扱いにくくなるたびに縮毛矯正でごまかして、何となくモヤモヤし始めた30代。
素人には何が入っているのか分からない、なんだか強力そうなパーマ液とプロの技によって見た目だけキレイにしていた頃に比べると、やはり手間は少しかかります。
でも、毎日の手入れに時間をかける分だけ髪が健康になって、愛着も感じるようになりました。
プロの手を借りいろんな自分を見つけるのも楽しいですが、生まれ持った髪質と向き合って健康的で自分らしい髪を取り戻したら、もっと毎日が楽しくなると思いませんか。
注1:髪の治療院さんのサイトより引用
http://www.geocities.jp/masawish31/kobu8.htm
注2:Future Beautizmのサイトより引用